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トルクキープ
ホイールボルトナット専用潤滑スプレー。
ネジ締め付け時の軸力安定に。軸力バランス剤


●ネジ締め付け時の軸力安定
●ネジの緩み低減
●カジリ焼付き低減

ボルトナットのネジ部、座面部にトルクキープを塗布することで、耐荷重、耐水、耐薬品性に優れた皮膜を形成します。

内容量 300ml/24本
本製品の特徴

ボルトナットのネジ部、座面部に塗布することにより、次の4つの効果が得られます。
◆1.安定した取り付けを行うことができます。
◆2.振動による緩み・軸力低下を低減します。
◆3.ネジ締付け時の摩擦によるカジリ・焼き付きを低減し、部品の劣化の進行を抑えます。
◆4.錆を低減します。

ホイールボルトナット不良の進行を遅らせることを目的とした製品
ホイールボルトナットの不良促進の要因は、部品の劣化、走行による振動、軸力過大・過小などさまざまです。トルクキープを使用することでホイールボルトナット不良の進行を遅らせることができるため、ホイールボルト折損、ナット脱落など、大きな不具合まで至ることなく、 整備工場に入庫できる可能性が高くなります。
  • ホイールボルトナットの不良は、徐々に進行するため、不具合が表面化するまで日常点検での確認が難しい。
  • 不具合が表面化すると、リスクが非常に高くなる。
  • 整備士でなければ、確認できない不具合がある。
トルクキープの開発
私たちは『安全・確実・使いやすい』をモットーに、自動車整備業界に対しよりよい整備ケミカル製品を提供してまいりました。今日までの私たちの活動が、現在の自動車整備業界に大きな役割を果たしていると自負しております。 そしてその活動の一環として、今ある自動車整備業界の大きな問題のひとつについて、真剣に取り組んでまいりました。その問題のテーマは大型車のホイールボルト折損による車輪脱落事故についてです。 大型車ホイールボルト折損による車輪脱落時は、大きな問題となりましたが、ケミカル用品メーカーとして、この問題の解決の一助となればとの思いから、トルクキープの開発に至りました。
各種試験結果

以下は試験結果です。
トルクキープ開発試験詳細はこちら
※記載されたデータは、弊社が信頼する試験方法による数値で、保証値ではありません。

1.[ネジの締付け試験]ボルトナット 1セットにつき、5回繰り返し締付けを行った際の軸力を測定
ボルト:材質 SCM40強度区分
4.8 M12
座面板:スチールホイール
ナット:テーパー六角ナット
締付けトルク:100N・m

【考察】
同じトルクで締付けを行ってもねじ部、座面部表面の状態、潤滑剤により、軸力は変化します。 トルクキープを塗布することで、より軸力を安定化することができます。
2.[振動緩み試験結果]下記試験条件にて 17分間振動を加えた際のネジの緩みを測定
試料名 試料No. 締付けトルク
( N・m)
結果 戻しトルク
( N・m)
トルク
キープ
1 500 17分間緩まなかった 320
2 500 17分間緩まなかった 560
3 500 17分間緩まなかった 460
4 500 17分間緩まなかった 475
5 500 17分間緩まなかった 570
エンジン
オイル 10W-30
1 500 17分間緩まなかった 380
2 500 5分で緩んだ
3 500 3分で緩んだ
4 500 17分間緩まなかった 400
5 500 17分間緩まなかった 400

試験試料:エンジンオイル(10W-30)、 トルクキープ 試験ナット:六角ナットM24 試験ボルト:六角ボルトM24 強度区分10.9 締付けトルク: 500N・m 振動数:1780rpm  加振台ストローク:11mm  インパクトストローク:19mm  振動方向:垂直方向(復振幅)NAS規格準用


【考察】
振動が加わるとネジは必ず緩み方向にナットが回転しますが、トルクキープ を塗布すると、緩み回転を緩やかにすることができます。
3.[ネジ締付け試験機による締付け試験結果]
ボルト:材質 SCM40強度区分 4.8 M12
座面板:スチールホイールにより測定
ナット:テーパー六角ナット

【考察】
トルクキープを使用すると、締付け時の摩耗・かじり・焼付きが低減されるため、ねじ部摩擦係数、座面摩擦係数が安定化されます。
4.[塩水噴霧試験]
  ブランク エンジンオイル トルクキープ
48時間後
168時間後

【考察】
トルクキープの防錆効果により、錆による部品の劣化を低減することができます。
使用方法

安全なネジの取り付けを行う為、以下の事項について必ず従ってください。

  • ネジ部及び座面部に適量を塗布した後、ネジを規定トルクで正確に締付けてください。
  • 錆びが発生したネジや金属疲労など劣化したネジは使用しないでください。
  • ネジ部、座面部、被締結体の座面接触部に付着した埃やごみその他不純物を取除いてから、ネジの脱着作業を行ってください。
  • ネジの締付けは、メーカーの定めた規定トルクで正確確実に行ってください。
  • トルクキープをご使用の際は、ハブ、ホイール、ホイールボルトナットその他各部に劣化、損傷がないか、十分にご確認のうえ、劣化、損傷が見られる場合には、部品の交換を行なってください。
  • 電気絶縁性があるため、電気接点ネジ部には使用しないでください。

使用上の注意

下記の注意事項を必ずご確認のうえ、ご使用ください。

  • トルクキープは、ホイールボルトナットの不良の進行を遅らせることができますが、不良を防止できるものではありません。
  • トルクキープは、ボルトナットの劣化を修復できるものではありません。
  • 日常点検は、法律により義務化されていますので、トルクキープを使用していても大型自動車運転者、所有者は、日常点検を行う義務があります。トルクキープを使用することで、日常点検、定期点検での作業を省くことができるものではありません。
  • タイヤ脱着作業時には、法令、メーカーにて定められた作業内容にて行ってください。
  • トルクキープをご使用の際は、ハブ、ホイール、ホイールボルトナットその他各部に劣化、損傷がないか、十分にご確認のうえ、劣化、損傷が見られる場合には、部品の交換を行なってください。
  • トルクキープについて[PDF]
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